ぐだぐだ

本屋・古本屋が好き。

宮部みゆきを読んでいます。

名もなき毒」(宮部みゆき)を読んでいる。600ページほどの文庫で、そこそこに分厚い。杉村三郎が主人公で出てくる作品の、第二弾。一作目の「誰か」もかなり面白かったので期待していたが、思った通り面白かった。推理小説やミステリー(この2つの違いは厳密にはわからない。)と呼ばれるものは、事件の不可思議さが物語の中心になっていることが多いと思う。けれど、宮部作品は事件の前に人間の生き様があって、その人生のスパイスとして事件がある感じがする。そこが、宮部みゆき作品の凄さかなと思う。話の内容も、どんな人にもある弱い部分がキーポイントになっていて、本当に好きである。結末が楽しみだ。

 

4月1日に辞令があり、営業から事務の部署に部署移動した。この部署には先輩はおらず、直接40代の課長の元につくことになる。仕事内容もわからないことだらけ。うっかりミスのが多く、人と馴染むこともできない人間はどう生き延びたらいいんだ〜と爆発している。明日は月曜日。生き延びられるように頑張りましょう。