ぐだぐだ

本屋・古本屋が好き。

「フロイト1/2」(川原泉)

はじめに

昨日から書き始めたこのブログですが、初日は何を書こうかな…と悩んでおりましたら日が暮れそうになってしまいました(笑)。

そこで、とりあえずは思い出深いモノから描いてみようとおもいまして、この漫画に決定いたしました。

フロイト1/2」(川原泉) 

 

フロイト1/2 (白泉社文庫)

フロイト1/2 (白泉社文庫)

 

内容

精神分析学の創始者ジークムント・フロイトが魂となって、2つに分かれた奇妙な提灯をこしらえた。小田原城公園にて篠崎梨生(8歳)と瀬奈弓彦(19歳)にそれぞれ5円で売り渡した。この夢を呼ぶ提灯が二人の夢をすり合わせつつ、時が流れ、奇妙な邂逅を果たす…」みたいな感じです。

思い出とかいろいろ

この本は私が、初めて自分で稼いだお金で買った漫画です。もとから「笑うミ大天使」「中国の壺」とかで大好きだったんですけど、これを古本屋で発見して即買いしました。

内容については、読者の虚をつくストーリー展開と、少女漫画的展開、それに川原先生特有のゆったりとした「おとぼけ感」が加わったものとなっております。

悲しい過去を背負った二人が自分の運命を受け入れて、消化していくさまが自然に書かれおり、合間合間に見せる緩い雰囲気と共に、心地よい読後感が広がる作品です。

自分の文章力のなさでこんな感じにしか書けませんが、ぜひ読んでみてください。