ぐだぐだ

本屋・古本屋が好き。

ハードル

日記

今日も疲れた一日だった。先輩方と上手くコミュニケーションが取れないことは毎度のことながら、今日は特にズレていた気がする。また、年に一度のレベルで雪が降っており、営業の足として使っている原付に乗れず、歩いて客のところを訪問することも疲れを増幅させていた。営業のネタが少しできた事は良かったこととしよう。

ところで

https://blog.tinect.jp/?p=74368&s=09

帰宅してからこれを読んだ。Twitterで紹介されている方がいて。文章の本筋からは外れるかもしれないけれど、次の部分が刺さった。

ところが私生活においても公の生活においても、今の世の中ではコミュニケーションから家事や自己管理まで、すべてができてやっと一人前の個人とみなされるきらいがある。

現代社会のお題目として、しばしば多様性というボキャブラリーが用いられるが、しかし実質的には、一人前の個人というハードルをクリアした人間の多様性が称揚されているにすぎない。

普通という枠からこぼれ落ちた人は多様性の仲間にも入れてもらえない。自己責任論が叫ばれ、社会にとって役に立たない人は不要であるといった風潮にも通ずる所があるなあと感じた。はじめての短歌(穂村弘)でも出ていた、少しおかしなおじさんが、許されなくなった話を思い出した。生きるためのハードルが上がっている気がする。